【フォネミック・アウエアネス】子どもが効果的に英語を学ぶ方法

Phonemic Awarenessフォネミック・アウエアネス(音素認識)っていう言葉、聞いたことある?

それなあに?日本ではあまり聞かないなあ。

フォネミック・アウエアネス(音素認識)は、子どもに話し言葉の音に注目させて、耳をきたえる指導法だよ。

こんにちは。Tamakiです。 この記事では、音を耳からじっくり取り入れて子どもが感覚的に英語を学ぶ方法を紹介します。

聞きなれない言葉が多く記事が難しいかもしれないです。まずは、こちらの動画を使った英語の音の練習をお勧めします。

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目次

Phonological awarenessフォノロジカル・アウェアネス(音を認識する力)とは

話し言葉の中の音を認識して自ら使えるようにしていくための基礎的なスキルの集まりです。

将来的に自力で文章を読む力につなげるためのベースにもなります。

マザーグースなどのわらべ歌や手遊び歌を手拍子をしながら歌うことも音声の認識力を養います。

日本語の歌で例えると/ア/ル/プ/ス/いち/まん/じゃく/などの手遊び歌です。日本語と英語では基本的な作りが違うのですが、「音節」で区切り音を分解して理解する。といった考え方です。

Phonemic Awarenessフォネミック・アウエアネス(音素認識) とは

単語の中に含まれる音素という最小単位の音を認識できるようにしていくことです。

例えば「cat」だったら/c/ a/ t/ と3つの音(音素)からできています。

このように単語が構成されている言葉の1つ1つの音を聴く力を学びます。

Phonicsフォニックス(文字と発音を組み合わせて指導する方法)という名前を耳にしたことがあると思います。

英語の読み書きができるようになるにはフォニックスを体系的に学ぶと良いのですが、その前にフォネミック・アウエアネスで耳を鍛えることがとても大切です。

耳をきたえる指導方法の中にもいくつか種類があります。今回はその中からライミング・ワーズとアリタレーションを紹介します。

耳をきたえ音と音が組み合わさって単語になるという事が理解できるようになると、その後のフォニックスを含む英語学習にスムーズに取り組むことができるようになります。

Rhyming Wordsライミング・ワーズ(さいごの音が同じ単語)

同じような音で終わる2つ以上の単語のことを言います。

ライミング・ワーズは最後の音で韻を踏む言葉で、各単語の終わりに同じ音が繰り返され韻をふんでいるので記憶に残りやすい特徴があります。


日本語の例:セブンイレブンいい気

ライミング・ワーズが含まれる単語の例

最後の韻を踏む言葉のいくつかの例は次のとおりです。
goat / boat / moat / float / coat
hat / bat
fun / sun
bee / see
honey / money

*Study.com よりRhyming words: Lesson for kids

参考サイト:ライミング・ワーズ動画- study.com: rhyming words

ラップの歌詞を想像するとわかりやすいかもしれません。

アメリカで英語が母国語ではない移民の子供たちが英語習得する際にも効果が出ているようです。

日本人も英語が母国語ではないので、同じ手法を取り入れると効果が出ると考えられています。

Alliterationアリタレーション(さいしょの音が同じ言葉)

アリタレーションはフレーズや文章の中に同じ音で始まる言葉を集めて発音しながら、音の変化や違いなどのルールに気づかせる指導法です。

日本語の例:くら

発音の練習にもなるアリタレーションが含まれる早口言葉

英語の発音練習に是非挑戦してみてください。

例:

Peter Piper

Peter Piper picked a peck of pickled  peppers.

A peck of pickled peppers Peter Piper picked.

If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,

Where’s the peck of pickled peppers Peter Piper picked?

また日常で聞く名前の中にも多くアリタレーションがでてきます。
Big Ben
Mickey Mouse
Pepper Pig

ライミング・ワーズやアリタレーションを含む動画で練習

Between the Lions【ライオンたちとイングリッシュ】

ライミングやアリタレーションは、英語ネイティブの子どもたちももちろんの事、英語が母語では無い子どもたちも多く取り入れている英語練習方法です。

Musumeが小さい頃お気に入りだったテレビ番組に

「Between the Lions」という英語教育番組がありました。

日本でもNHKで「ライオンたちとイングリッシュ」という名前で放送されていました。

番組で放送されていた貴重な動画を今も見ることができます。ノリノリの音楽やシュールでクスっと笑えるミニアニメが沢山あり、Musumeと一緒に繰り返し見て楽しんでいた思い出があります。

Between the Lionsからのビデオ:アニメーションの棒人間が、「at」サウンドのさまざまな単語について歌います。 at、cat、chat、bat、brat、drat、fat、flat、sat、scat、splat、pat、hat、rat、batの各「at」ワードを学びます。このビデオを見ることで、流暢さ、音の認識、文字の認識、韻を踏む単語の認識が見につきます。
PBS Learning Mediaより

参考サイト:Between the Lions – If You Can Read: at

まとめ – 英語の音に注目して、耳をきたえよう!

  1. 子供が効果的に英語を学ぶには、話しことばの音を学び耳をきたえる練習が必要。
  2. フォノロジカル・アウエアネスは、音の認識力を高めるためのスキルの総称
  3. フォネミック・アウエアネスは、ことばの中に含まれる音を認識できるようにする英語学習方法
  4. Rhyming wordsライミング・ワーズは最後の音で韻を踏む言葉
  5. Alliterationアリタレーションは最初の音が同じ単語が集まったフレーズや文章
  6. 子どもが効果的に英語を学ぶには、最初にアルフェベットの音を学び、次にライミング・ワーズやアリタレーション等を取り入れた動画を利用して学ぶことをお勧めします。
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