子どもの英語力を育てたい方必見。幼児期の今英語を始める理由

子どもには将来英語で不自由な思いをさせたくない。きれいな使える英語を身につけてほしい。

このように考える親御さんはたくさんいると思います。

こんにちは!Tamaki (@aj_tamaki )です。 英語教室を20年運営。
娘は日本で義務教育を受けながら日英バイリンガル→英語ナレーションの仕事ができる英語力がつきました。
7歳以下のお子さんの幼児英語教育について学習法などの情報を発信しています。

日本語がメインで使われ、他の言葉はすべて外国語である日本に住んでいると、どちらかの親がネイティブスピーカーだとしても子どもが英語を習得するのは難しい場合もあります。両親が日本人の場合はなおさら難しいですね。

でも今からできることは、あります。

そして

幼児期に英語を習得できれば、将来価値のある目に見えない財産が積みあがります。

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目次

幼児期に第2言語を学ぶ意味

人間はあらゆる種類の言語の音を作れる能力を生まれながらにして持っています。

脳に日本語の音がまだチューニングされていない幼児期に日本語には無い英語の音を聞くことにより英語耳が育ちます。

アメリカワシントン大学の パトリシア・クール(Patricia Kuhl)博士 の研究によると生後6ヶ月の赤ちゃんは、自分の周りの世界を高度に理解し、 自分の周囲にいる人の話す言葉を聞き、自分が知る必要のある 言葉の「統計をとっている」 そうです。

生後6か月の赤ちゃんはまだ自分の母語が分からない状態なので聞いた音をそのまま受け入れます。9か月になる頃には、どの言葉が自分の母語になるかということが分かってくるので自分の母語だけが良く聞き取れるようになってきます。

1歳になる頃には、 自分の言語を話す準備を着々としているのです。

私たちの脳は7歳までであれば、母語以外の言語でもスムーズに習得できることができますが、成長するにしたがい、母語に含まれない音は脳がブロックするようになります。大人がどんなに頑張っても英語の発音を習得できなかったり、新しい言語を習得するのに苦労するのはそのためです。

こちらは、パトリシア・クール(Patricia Kuhl)博士 の TEDでのプレゼンテーション を紹介した記事です。

日本語と英語の発音の仕方の違い

日本語と英語では発音の仕方に大きな違いがあります。大人になってからマスターしようとしても非常に難しいのですが、幼児期に英語の音に親しめれば自然に音の出し方も身に着けることができます。日本語と英語ではどのような違いがあるのかここでご紹介します。

  • 英語は腹式呼吸
  • 英語はのどが開いた状態
  • 英語では日本語よりも多くの口の筋肉を使う
  • 英語では舌を頻繁に動かし発音する
  • 英語でのあごの使い方も日本語と違う

英語は腹式呼吸

英語では息の出し方の強弱がとても重要なので腹式呼吸が基本です。日本人は胸で呼吸して日本語を発音するのに慣れているので英語も日本語を話すときの呼吸になってしまいます。息を出すときに同時に英語のパッと英語の音を出せるのが理想です。

英語はのどが開いた状態

日本語を話すときは喉がやや閉まった状態で、英語では喉が常に開いた状態です。喉を常にリラックスさせた状態にする必要があります。

英語では日本語よりも多くの口筋肉を使う

英語を話すときには、口まわりの動きと筋肉が日本語を話すときとは違った動きをします。日本語の発音では使わない、アヒルのくちばしのような口の形で発音することも多くあります。

英語では舌を頻繁に動かし発音する

日本語ではあまり舌を動かさないのですが、英語では頻繁に動かしそして様々な位置に舌が移動します。

英語でのあごの使い方も日本語と違う

日本語の音を発声するとき、主に上あごを使いますが、英語では、上あごと下あごを使います。[p] [b] [t ]などの音を出すときには下あごを使います。

幼児期にはきれいな英語発音が習得でき、将来貴重な財産となっていく

日本語と英語の発音の仕方には多くの違いがあるため、大人になってからこれを一つ一つ理解し、発音を直していくことは容易ではありません。

私自身、16歳でオーストラリアの高校に留学し、その後アメリカの大学に留学し卒業しました。英語でのコミュニケーションも不自由なくできるし英語でビジネスのやり取りもできます。ただ、どうしても発音だけはネイティブのようにはなりませんでした。現在職場で毎日英語を使いますが、同時に自分自身の英語の発音を少しでもネイティブの音に近づけることに取り組んでいます。

日本で義務教育を受けながら日英バイリンガル に育った娘は、幼児期から英語に触れる機会が多く今ではとてもきれいな発音で英語をはなします。

きれいな英語発音を習得したため、英語ナレーションの仕事もこなしています。

子どもをバイリンガルに育てるには、長い年月がかかりますが、幼児期に英語耳を作ってしまえば、その後長く続く英語学習を楽しく続けられます。

こつこつと積み上げていくと英語で自由にコミュニケーションが取れるだけではなく、グローバル社会に通用する考え方や思考力が身につきます。最終的には、自分のやりたい目標や職業が手に入り、 将来価値のある目に見えない財産が積みあがります。

英語を効率よく始めるには、いつから始めるといいの?

特に決まった年齢はありませんが、私は少しでも小さいうちから英語の歌を聞かせてあげるなど無理のない範囲で簡単にできるところから始めることをお勧めしています。

0歳児や1歳児のお子さんと親子で一緒に英語クラスに参加するのも楽しいです。

私自身、0歳1歳児の親子クラスから参加し、その後上のクラスに徐々にステップアップしていくお子さんを大勢見ていますが、特に小さいころから英語クラスに参加しているお子さんの発音は大きくなってからもとてもきれいです。

英語で幼児教育をしてくれるPreschoolにいれたり、無理のない範囲で英語圏に旅行に出かけたり、海外のホテルでキッズプログラムに参加させてみたり、色々な方法で英語環境を作ってあげるとお子さんは楽しく英語を身につけていきます。

まとめ

この記事をまとめると

1)幼児期に日本語には無い英語の音を聞くことにより英語耳が育つ

2)日本語と英語の発音の仕方には、いろいろな違いがあるため大人になってからきれいな英語の発音を習得するのは難しい

3)英語を効率よく習得するスタート時期に決まりはないが、少しでも小さい年齢がおすすめ

4)幼児期に英語を習得することにより将来価値のある目に見えない財産が積みあがる

お子さんの英語教育に関して、これを理解していることですぐにスタートが切れるのではないでしょうか。

お子さんの将来のためにも今すぐ始めるかまだやらないか決めるのはあなた次第です。

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